2011年2月3日

『恵方巻パーリィ』


(さて 鬼もシメたことだし・・・ここからは恋人たちの時間だぜ)



「小十郎 二人きりで恵方巻パーリィしようぜ」
「恵方巻は確か1本残っておりますが」
「お前は作ってばかりでロクに食ってねぇだろ?残すのも勿体無ぇし今から食っちまえよ」
「では持って参ります」
「おう」








「今年の恵方は南南東だぜ 食べ終わるまで喋るなよ」
「承知」
「あと・・・食べ終わるまでは目を閉じていろよ」
「そうなのですか?初めて聞きましたが」
「え?ウ・・・ウン 正式には目を閉じて食べるもんだぜ」
「承知 それでは頂きまする」
「おう」



むぐむぐ・・・むぐむぐ・・・

(ポッキーゲーム作戦 開始!)
じりっ・・・・じりっ・・・・



パクッ!
(よしっ!このまま食べ続ければ小十郎とキスできるぜ)



「・・・政宗様?何をしていらっしゃるので?」
「Shit!目を開けちまったのかよ!喋るなっつったろ!」
「気配を感じたのでつい」
「俺の行動の意味を推し量れよ」
「ああ・・・お腹が空いていらっしゃったのですね 半分こにしましょうか?」
「・・・・もういいっ!」
「何を拗ねていらっしゃるのか・・」
「拗ねてねぇっ!」



「恵方巻でポッキーゲーム作戦」 あっさり失敗。