2010年02月08日

『Sorry』


「Hey!小十郎」



「政宗様!」



「・・・・・・・・・」
「・・・な、何だよ!今日は真っ裸じゃねぇぞ」



「ほとんど裸じゃねぇですか!いい加減になされよ!」
「そんな大声で怒るこたぁねぇだろ!小十郎のバカ!」
「な、何ですとっ!?」
「俺の気も知らねぇで小言ばっかり言ってよぅ・・・もうお前なんか知らねぇよ!」


 ←ブチ切れて全裸になった
「Shit!・・・せっかくイチャイチャしようと思ったのによ・・」



「ん?・・・雨が降ってきやがった・・・」



「けっこう降ってきたな・・・早く片付けて帰らねぇと濡れちまうな」



ガサッ!
「ん?・・・何だ?」



「・・・傘か?・・・・何か書いてあるぞ」



「こ、じゅう、ろう、ご、め、ん、な、政・・・・政宗様?」



「・・・あっ!」
「・・・・よぅ」



「・・・わざわざ傘を持って来て下さったのですか?」
「・・・近くを通りかかったついでだ」
「ついでに傘に字を書いたので?」
「・・・・まぁな」



「体が冷えちまいますよ・・・ちゃんと羽織って下せぇ」



「・・・・・・うん」
「さ、雨が酷くならないうちに帰りましょう」



「政宗様・・・傘は1本しかお持ちにならなかったのですか?」
「2本あったら相合傘ができねぇじゃねぇか」
「・・・・なるほど」