2010年07月06日

『七夕パーリィ』


「政宗様、何をしていらっしゃるので?」



「短冊に願い事を書こうと思ってな」
「そう言えば七夕でしたな」
「小十郎も願い事があったら書けよ」
「それではひとつ書かせて頂きます」



「・・・で?何と書くんだ?」
「小十郎の願いは政宗様の天下統一のみ」
「真面目なお前らしいな」
「政宗様もお書きになって下さい」
「おぅ」



ドサッ!!
「・・・政宗様・・願い事が多すぎやしませんか?」
「俺の願い事は全部で108個だ」
「108個!?」
「どれも大した願い事じゃねぇがお前にも関係があるから教えてやる」



「・・ま、政宗様!何をなさるおつもりか!」
「短冊に書くよりこの方が早ぇし・・」
「数からして大体想像がつきますゆえ・・」
「いいからいいから・・ちょうどムラムラしていたところだ」



この後、小十郎は108個の願いを具体的に教えてもらうことになるのであった。