2010年08月16日

『嫉妬3』


「政宗殿!某 緑の妖精が見えるでござる」
「俺にも見えてるぜ」
「・・・何ぞ我に用か?」
「喋ったでござる!」
「アンタ 着る物が無ぇのか?」
「・・・無い」
「貸してやるからついて来な」
「歩けぬ 我を背負え」
「What?」



「真田 小十郎を呼んで来てくれ」
「承知したでござる」



「政宗様 お呼びでございますか?」
「こいつを城まで運んでやってくれ」
「承知!真田 手伝ってくれ」



「これで良いでござるか?」
「上等だ そのまま進め」



「呼び出して悪かったな」
「お気になさいまするな」
「着る物が無ぇんだとよ 何か貸してやってくれ」
「承知」



「俺のは少し大きいかもしれねぇな」
「構わぬ」
「その妙な布きれは必要ねぇだろう 脱げ」
「脱がせよ」
「全く・・政宗様より手がかかる 脱がせてやるから後ろを向け」



「こ・・小十郎!Wait!」



「こいつは俺が脱がすからお前は俺を脱がせろ!」
「政宗様は脱がなくても良いです」



下心がないとわかっていても我慢できなかったらしい。