2011年7月15日

『宝探しパーリィ』


政「小十郎!上田で宝探しがあるらしいぜ」
小「宝探しですか」
政「こうしちゃいられねぇ!みんなを集めてくれ」
小「承知!」









親「で?何で車山高原にいるんだ?」
小「ニッコウキスゲの時期だからだ」
政「宝探しの前にハイキングしようぜ」



就「日輪よー!」
親「…相変わらずだな 毛利」
親「貴様は他所へ行け!」



親「おい…急激に曇ってきたぞ」
就「……」



小「毛利と長曾我部のいる辺りだけ曇ってきましたな」
政「本当だ!HAHAHA!」



政「そろそろ下へ降りようぜ」



小「美しい花ですな」
政「見頃はもう少し先みてぇだな」



親「宝探しは上田だろ?そろそろ向かおうぜ」
政「OK!」


★上田市街


幸「真ん中は落ち着かないでござる」
政「今回の旅の主役はアンタだろ」
佐「そうだよ旦那 ちゃんと名所の紹介をしなきゃ」
幸「う…上田城址でござる」



幸「真田神社でござる」
佐「奥に真田井戸もあるよ」
幸「それにしても…まさかあのような場所に宝箱が隠してあろうとは!」
佐「いや…地図通りでしょ」



幸「お?酒造会社があるぞ」
佐「試飲できそうだね」



幸「佐助〜 何処ら〜?」
佐「旦那!もう酔ったの?」



佐「ジェラートも売っているみたいだよ
政「俺は吟醸ジェラートにするぜ」
小「政宗様は焙煎玄米茶のジェラートになされよ」
政「NO!子ども扱いすんな!」
小「焙煎玄米茶ジェラートをひとつ」
政「勝手に注文すんな!」
幸「腹が減ったでござる」
佐「宝箱も見つけたし…真田エリアに移動して蕎麦でも食べますか」


★真田エリア


佐「名前で店を選んだけれど正解だったね」
幸「『手打ちそば佐助』は人気店のようだな」



政「店の名前はともかく美味かったな」
佐「失礼だなぁ」
親「腹ごしらえも済んだし宝探しを始めようぜ」



幸「腹も減ったしそろそろ帰るか」
佐「さっき大盛りの蕎麦食べたでしょうが」



小「真田エリアの宝箱も見つけられましたな」
政「Easyだぜ!」
幸「近くに無料の休憩所がございまするぞ」
親「寄ってみようぜ」



佐「野沢菜が凍っているね…」
親「毛利 日輪で溶かしてくれよ」
就「貴様…日輪をレンジ扱いする気か!」
政「次は別所温泉だな」


★別所温泉エリア


幸「安楽寺でござる」
政「ここには国宝があるんだろ?」
幸「それが…現在修復中でござる」



政「国宝の八角三重塔は10月まで見られねぇのか」
小「残念ですな」



佐「八角三重塔は見られなかったけれどご本尊の大日如来を拝むことができたね」
幸「なかなか見られぬらしいぞ 佐助」



幸「此処は別所温泉の足湯『ななくり』だ」
佐「熱めだけれど気持ち良いね」



幸「真田幸村の隠し湯『石湯』だ」
佐「夜は地元の人が多いね」
幸「別所温泉エリアの宝箱は容易く見つけられたな」
佐「明日は鹿教湯温泉エリアだね」


★鹿教湯温泉エリア


幸「佐助!おやきが売っているぞ」



幸「くるみ餡とずんだ餡ときのこのおやきだ」
佐「そんなに食べて大丈夫?」
幸「腹が減っては宝探しはできぬと言うだろう」
佐「言わない言わない」



親「川のせせらぎが聞こえて気持ちいいぜ」



幸「ここは紅葉すると美しいそうだ」
佐「紅葉していなくても趣があって良いね」



幸「文殊堂でござる」
佐「ここも趣があるね」
幸「次は月見堂へ行くでござる」



親「月見堂って言うけどよ…こんな山道を夜に登るやつぁいねぇだろ」
政「違いねぇ」
親「日輪堂に改名した方が良いんじゃねぇか」
就「貴様…事有る毎に日輪を愚弄しおって…麓まで転げ落ちよ!」
親「愚弄じゃねぇって 提案だろ うわっ」
政「危ねぇッ!こんなところで喧嘩すんな」
小「無事最後の宝箱も見つけましたし…そろそろ報告所へ参りましょう」
政「そうだな」



幸「…これがお宝か」
佐「そうみたいだね」
幸「食べ物ではないのだな…」
佐「まぁそうガッカリせずに 足湯入って疲れを取ろうよ」



親「ぬるめだったが気持ち良かったな」
幸「また紅葉の時期に訪れましょうぞ」
政「それじゃあそろそろ帰るか」



親「あれ?毛利…兜はどうした?」
就「ッ!…旅の記念に置いてきたわ」
親「アンタ…顔色が良くねぇぞ」
就「…気が変わった 戻る」
佐「忘れたんだね」
政「忘れたんだな」




ガチでナリ様の兜を鹿教湯温泉に忘れました。
郵送して下さった鹿教湯温泉観光協会の事務員さん、ありがとございました!