2012年1月6日

『小さな幸せ?』


小「政宗様 如何なされた?」
政「おみくじ…大吉じゃなかったぜ…小吉だったぜ」
小「良かったではありませぬか!」
政「小吉は大吉より下だろ?」
小「大吉、中吉、小吉、吉 、半吉、末吉、末小吉、凶、小凶、半凶、末凶、大凶ですので上から3番目ですぞ」
政「What!?俺はLuckyなのか!」
小「おみくじには何と?」



政「ちょっとのいいこと…ちいさな幸せに出会うらしい…アイスや駄菓子が当たるんじゃねぇか?」
小「…小さすぎますな…」
政「ところで小十郎!小吉は枝には結ばねぇんだよな?」
小「どちらでも宜しいですぞ。良い結果に導きたければ、そこに導かれることを祈って結ぶのです」
政「神社の木にか?」
小「結ぶのはおみくじを引いた寺社でなくてもかまいませぬ」
















翌日


政「小十郎!大丈夫か?」
小「ご心配召されるな」
政「熱があるじゃねぇか!薬を…」
小「寝ていれば治ります故…」



政「Shit!ちっとも良い事なんてねぇじゃねぇか!小十郎…具合が悪そうだったな…」



政「良い結果のおみくじを枝に結んで祈っても構わねぇと小十郎が言っていたな…」



政「目に見えねぇモンは信じねぇが…小十郎が治るまでだ」


ぷち宗はおみくじを庭の木に結び、小十郎の具合が良くなるよう祈った。
翌日も翌々日も…





小「……政宗様」



政「ッ!!小十郎!いつからそこにいた?」
小「先ほどからおりました」
政「もう体は良いのか?」
小「はい」
政「そうか…良かったな」
小「政宗様のおかげですぞ」
政「What!?何の事だかわからねぇな」
小「そうですか?…お体が冷えます故 中へ…」




政「おみくじには小さな幸せに出会うと書いてあったが…あれは間違いだったぜ」
小「間違いですと?」
政「幸せにはとっくに出会ってる…それに…小さくもねぇ」
小「政宗様…」



正月早々高熱が出て、頭の中もおかしくなったみたいです。(/ω\)ハズカシーィ
おみくじネタが予想以上に甘々になってしまいました。